苦手な瞬間

以前から「一緒に本を作りましょう」と言っていた版元のIさんとの企画がようやく発進しそう。
今日企画の具体化に向けた打ち合わせをしました。
どんな方向の本にしよう、ネタは何を盛り込もう、切り口はどんな感じ?
あれこれ相談しながら形づくっていく作業は、本づくりの醍醐味の1つ。
互いの知恵を持ち寄って、無から有を生み出す作業といったら大袈裟でしょうか。
でも、ワクワクする時間なのは、たしかです。


だけど、それだけで終われないのがビジネスというものです。
だんだん本のフレームが見えてくると、浮上してくるのが予算のこと。


どちらともなく「残る課題は費用だな」という雰囲気になり・・・、
いざ、という感じで見積を出すのですが、この瞬間が私は超苦手です。
「いくらでもいいです〜」「一緒にいい本作りましょう」とかって言えたらどんなにいいでしょう。
でも、そうはいかないのが浮世のツライところです。


気持ちを奮い立たせて、バシっと見積をテーブルに。
途端にIさん浮かない顔・・・。さっきまであんなにノリノリだったのに。。


結局見積は来年持ち越しになりました。
果たして今回の企画は成立するのでしょうか・・・?