「グランフォンド福井」で自分に敗北

『自転車で遠くへ行きたい』と『ロングライドに出かけよう』のPRの一環で「グランフォンド福井」という自転車イベントに著者(実はmy夫)と二人で行ってきた。


グランフォンド福井」は、一日かけて自転車の遠乗り(ロングライド)を楽しむというもの。
全国からロングライド好きが集まってくる。その数何と2200人!!
コースは「グランフォンドプレミア210km」「グランフォンド150km」「フォンド100km」「プチフォンド50km」の4つ。
自分の脚力に合わせてどれを選んでもOK。
競争ではないので順位はつけない。ひたすら自分との戦い。


私たちが選んだコースは「150km」。
これが辛かった、辛すぎたー!!
地図はコチラ


スタート直後から、急激な登り。漕いでも漕いでも登り。
自転車に乗ってる最中は基本的に辛い。
「辛い」「辛い」「辛い」と「辛い」が3回続いて、「気持ちいい」が1回来るぐらいの感じ。
毎度のことだけど、「何で私はこんなシンドイことをやってるんだ?」と自問自答しながら、ひたすら走り続ける。


コースは大変素晴らしく、言葉で言い表せないくらい。
雄大な雲、溢れんばかりの緑、光る水面の琵琶湖、若狭湾(そう、1日で琵琶湖と海の両方を見る)。
ちょうど梅の収穫の時期でたわわに実った梅林も駆け抜けた。


コースの後半では、自分と同じ脚力らしきクロスバイクの女性と抜きつ抜かれつ。
クロスバイクにゃ負けられん、と何とか抜き返したり。
ところどころに設置されていた補給所のバナナやオレンジのおいしかったこと。
それにしても、呼吸が上がってまったく余裕なくペダルを漕いだことよ。


そして、ついに最終補給ポイント。あとはゴールまで13kmを残すのみ。


でも、コースマップを確認するとこの最終区間はすべて登り・・・。
この時点で私は心が折れました。ボキって音がするくらい。


「その車、まだ乗れますか」


気が付けば、リタイアした人を乗せる車に声をかけていました。


車でゴール到着後、やれ疲れたと、くつろいだりドリンクを飲んだり30分ほど過ごしてから
ふとゴール付近を見てみると、何と、さきほどのクロスバイクちゃんがヘロヘロに
なりながら自転車でゴールイン。


うう、負けた、人生の大切な何かに負けたー!