土の精かも。木村秋則さん

青森県でリンゴ作りに取り組む木村秋則さんと、脳科学者・茂木健一郎さんの対談に行ってきました(@朝日カルチャーセンター)。
完全無農薬・無肥料でリンゴを作る木村さんは、崇高な精神の人だと思った。
もしかして、土から生まれた妖精かも?とも思った。

周囲から白眼視されながらも、貧乏にあえぎながらも、挫けず、ついに無農薬栽培のリンゴを実らせた、
と1行で書いてしまうと、ちっとも木村さんのすごさが表せない。
でも、彼のすごさは、彼に会った人はみんなわかる。

独特の間合いの語りが醸し出す豊かな世界。
声と笑顔と語られる内容が三位一体となって、聴衆は皆、あの日、青森県の彼の畑に立つリンゴの木のもとに
連れて行かれたと思う。


「リンゴの木が満身で咲かせた花」
「答えはたんぽぽにあると思った」
「見えているものしか見ていなかったから失敗した」